篠山の方言アラカルト

小盆地空間の文化は方言に詰まっています

篠山は経済は大阪圏に属し、政治は神戸を向いていますが、文化は京都の流れにあります。
いわゆる篠山弁は京都の言葉と流れに含まれます。大きくは京都言葉に分類されながらも微妙にニュアンス変え篠山流に加工されているといえます。
作者の円増亮介さんは1986年の秋から季刊「篠山百景」の編集委員として、その中で日常の会話の中に見られる篠山の言葉をユーモラスに、しかも日常生活に生きた言葉として浮かび上がらせています。
取り上げられた篠山の言葉の多くは、京の言葉の範囲に入っていますが、独自の小盆地空間に溶け込んで使われてい光景はまさに篠山らしいといえるでしょう。
初めて聞くと変だなあと思うかもしれませんが、微妙なニュアンスに潜む意味の深さ、合理性を知るとほれ、するめいかの様にかめばかむほど味がでてきませんか?
 
1986年 夏号 なんじょう弁
1986年 秋号 かっためごおりとせんぐり
1987年 冬号 この白菜べっちょないけ
1987年 春号 ほたえてさんこにする
1987年 夏号 毎日、アンコたいてんたいていやないなぁ
1987年 秋号 篠山タンゴ・とっとったったっ
1988年 冬号 あっちゃべらの家のねぎ
1988年 春号 えっ、もういんでんけ?
1988年 夏号 えらい、しっぽりやなあ
1988年 秋号 味覚の秋、篠山グルメ
1989年 冬号 ええマンやなぁ
1989年 春号 ぴっとだけ、おっけぇな
1989年 夏号 このスイカてげとるにぃ
1989年 秋号 そんなんできっかはんじゃ
1990年 冬号 マッチ行ってないけ
1990年 春号 いっぺんかだがいてみてぇな
1990年 夏号 篠山の夏はほめきます
1990年 秋号 せんどみぃひんだにぃ
1991年 冬号 そんなんだんないてや
1991年 春号 がいようしとってやにぃ
1991年 秋号 お酒、おっけぇな
1992年 冬号 どうぞこうぞやってます
1992年 春号 「あたきたない」と「おおとろし」
1992年 秋号 あんじょうでけたかはんじゃ
1993年 秋号 景気が悪くて「ちょっちけます」
1993年 冬号 なんどあんぎょか
1994年 春号 ほんに、かなんにぃ
1994年 夏号 エアコンが あったら、こされやなぁ
1995年 秋号 もっけ(むっけ)な顔してどないしたんじょ
1996年 春号 わやにかまされる
1996年 秋号 モン」と「ガン」
1997年 春号 「この車、ガソリン生喰うけ?」
1997年 冬号 まねくそおっけいな
1998年 春号 「コートな服やね」
1998年 秋号 いきし と かえりし
1998年 冬号 篠山の雨はしびれます
1999年 夏号 お膳のおでんと象の銅像

 

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