篠山市内の国指定・登録文化財建造物一覧

国指定

■大国寺本堂

大国寺本堂

所在地:篠山市味間奥
指定年月日:昭和36(1961)12月27日


  大国寺本堂は、禅宗様式と和様式を折衷した建築学上珍しい様式をもった建物で、鎌倉時代末期から室町時代初期に建立されたと推定されています。
 毎年6月には大国寺とその周辺を会場とした大国寺と茶まつりが開催され、煎茶の野立や大国寺の無料公開などが行われています。

■長谷寺妙見堂(ちょうこくじみょうけんどう)

長谷寺妙見堂

所在地:篠山市藤坂
指定年月日:昭和54(1979)年5月21日


 長谷寺妙見堂は、もとは深入寺の鎮守社であったと伝え、深入寺廃寺後は江戸時代初頭に創立した長谷寺の所管となりました。
 一間社流造の比較的簡素な建物で、屋根は手割り板を用いた長板葺き。1989年に解体修理を行い、建立当初の姿に復元されました。

■春日神社能舞台

春日神社能舞台

所在地:篠山市黒岡
指定年月日:平成15(2003)年5月30日


 能楽愛好者として知られた篠山藩第13代藩主青山忠良が、文久元年(1861)に寄進建立したものです。床板を踏む音を反響させるため、床下に丹波焼きの大甕を配置しています。当時、箱根より西において最も立派な能舞台であったといわれています。
 現在は元旦に翁の舞、春に春日能が演能されています。

   
翁神事 舞台下の大甕
国登録

■鳳鳴酒造主屋ほか9件

鳳鳴酒造

所在地:篠山市呉服町
登録年月日:平成15(2003)年9月19日


 文化元年(1804)頃に建築された鳳鳴酒造の主屋ほか11件は、かつての篠山城下町の景観を今日に伝える貴重な建造物です。2001年に丹波杜氏の伝統を紹介する施設「ほろ酔い城下蔵」として活用されています。

   
鳳鳴酒造 登録プレート

■上田家住宅主屋

上田家

所在地:篠山市犬飼
登録年月日:平成16(2004)年2月17日


 庄屋宅として建てられたもので、祈祷札及び形式から18世紀中頃の建築と考えられます。丹波地方の茅葺き民家の好例といえる貴重な建造物です。

   

■西尾家住宅主屋ほか11件

西尾本家

所在地:篠山市大山上
登録年月日:平成16(2004)年7月23日
 

 西尾家は江戸時代から酒造業を営み、庄屋、篠山藩御用達を務めた旧家で、江戸時代後期の俳人西尾武陵の生家。
 西尾家住宅は、享保18年(1733)建築の主屋を屋敷景観の中核とし、旧山陰街道の街道景観形成に寄与している江戸時代から明治後期にかけての酒蔵及び住宅として貴重な建造物です。

西尾本家1 西尾本家2

 

■小田垣商店店舗ほか10棟

 

小田垣商店店舗茶室

所在地:篠山市立町
登録年月日:平成19(2007)年10月2日


 篠山城の東方、篠山市篠山重要伝統的建造物群保存地区に隣接する旧商家町である立町に位置します。 かつては八重垣酒造(團野家)が江戸時代後期から昭和初期にかけて酒造業を手がけていた商家で、現在は黒大豆などを扱う小田垣商店の店舗等となっています。
 旧京街道に面する敷地北寄りに建つ店舗は塗屋造で重厚な外観を見せ、南寄りには長い塀をのばして、老舗商家の屋敷景観をつくります。店舗の後方には、たちの高い作業場が接続して店舗と一連の空間をつくり、さらに後方に旧酒蔵が連なります。
 また敷地南半には、数寄屋風のつくりで外部は軒下まで塗り込める座敷があり、座敷を囲むように、味噌蔵、蔵、便所及び風呂棟、茶室が建ち並び、さらに茶室と向き合わせに接客用の離れ座敷を配して、内向きの落ち着いた空間をつくっています。 
 小田垣商店店舗等は、篠山城下における18世紀後期の大型な町屋の形式を示すものとして、国土の歴史的景観に寄与しています。
 

   

建造物以外の指定文化財

 

 


リンク集(外部サイト)


 

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安間家史料館 

 

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