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篠山城を歴史の教訓に

篠山城は380有余年の時を越えて篠山の移り行く姿を見つめてきました。
慶長5年(1600)関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は西国のおさえとして山陰の要所篠山の地に新城を築くことを命じました。
慶長14年春その工事は始まり延べ8万人の人々を動員して秋にはほぼ完成するという突貫工事でした。そして築城とともに街並みの建設も始まり城を中心に街が形成されていきました。
篠山は城を中心に260年間にわたって栄えましたが城を維持し街を美しく保ってきたのは篠山領民の力です。そして多くの先人たちが血と汗と涙の苛酷な賦役と苦闘の中で造り上げてきたのが篠山城であり文化であることを決して忘れてはならないでしょう。
今篠山町では篠山城二の丸に1944年まであった大書院の復元をめざして取り組みを進めていますがこれは単に歴史的建造物の再生ということのみに価値をもっているものではりません。
多くの先人たちが苦闘してきた歴史の教訓を大事にしたいという意味をもっています。
篠山城は城下町丹波篠山のシンボルです。
歴史と伝統文化の香るかけがえのないこの文化遺産を大切にしながら人と自然と文化の調和したやすらぎのある町づくりに取り組んでいきたいと思います。