篠山の歴史を知る「篠山町75年史」ー「教育(農科大学)」

沿革

本学は昭和24年4月我が国特に兵庫県に於ける農業全般の進歩発達に貢献するためにその学理と応用を研究し、教養高き研究者及び教育者を養成することを目的として設置されたのであるが、これより先、昭和21年4月、兵庫県立医科大学予科が同じくこの旧部隊跡兵舎を利用改装して開学され、(予科長、理学博士森為三)昭和23年3月まで存続したが、昭和23年3月神戸に引き上げ、その後にこの農科大学が設置されたのである。
学内は次第に改装され、又設備に大いに充実し、教授陣も有名学者揃いで全国的に名実共有名な大学として発展してきた。主なる沿革は概要次の通りである。
 
昭和24年3月25日
文部省告示第116号により兵庫県立農科大学設置の件認可
 
昭和24年4月1日
兵庫県立農科大学開学(農学部農学科)
 
昭和24年5月6日
兵庫県告示第327号学校教育法に依り大学を次の通り日付遡って設置された。
 
名称 兵庫縣立農科大学
位置 兵庫縣多紀郡岡野村東浜谷
設置期日 昭和24年3月25日
開学時期 昭和24年4月1日
 
昭和24年5月10日
第1回入学式挙行
 
昭和24年5月21日
開校式挙行
 
昭和26年1月31日
農芸化学科並畜産学科増設認可
 
昭和26年3月31日
教職課程の中農業科設置認可
 
昭和26年12月4日
教職課程の里科設置認可
 
昭和27年4月1日
兵庫農科大学と名称変更
 
昭和29年4月13日
文部省教員組織に関する資格審査解除
 
此の間、本学に於いては学舎並に施設設備の改増設に意を致したが、主なるものは次の通りである。
 
昭和23年 農学教室、農芸化学教室、其の他実験室設備改造工事完成。工費590万円
昭和24年 大学本部及農学教室、其の他附属施設設備改造工事完成。工費369万円
昭和25年 農業教室、農芸化学教室改造工事完成。工費609万円
昭和26年 農産加工工場、畜産製造工場及温室、其の他各研究室設備改造新築工事完成。工費487万円
昭和28年 教養4号館設備工事及電気室新築、配電設備工事完成。工費は10,828,000円
昭和29年 畜産教室設備改造工事完成。工費748万円
 
学科の組織及び講座は、
一般教養科目(人文科学、社会科学、自然科学、外国語、体育)
専門科目(農学科、農芸化学科、畜産学科)
教職課程(農業科及理科)
附属農場 等である。
 
学生定員は1年130名、2年130名、3年100名、4年100名、計460名
校地は校舎敷地22,419坪強、運動場5,000坪、附属農場18町7段4畝1坪である。
又校舎建物は建坪4,286坪、延坪6,587坪、使用建坪3,834坪、改造を要する建物は2,753坪である。
 

歴代校長

三宅 捷 初代
 

このページの記事は「2005年トライやる・ウィーク」で篠山市立篠山中学校の2年生3名が作成したものです。

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